国立推薦入試の学力レベル

さて、いよいよ本命の国立推薦に挑むタイミングとなったわけですが、以前のブログ記事で、国立推薦が最も学力の高いものと記載しましたが、この件について、ちょっと認識を改めないといけません。そもそも、我が娘が特別学力が高いわけでもないのに、なぜこのように記載したかと言えば、公募要件の調査書の基準を満たしており、その選抜試験で合格でできるのは、学力が高いっていうことだな〜と判断したのですが、やはり違いました。

国立の推薦もいろいろあり、大きくはセンター試験受験が必要なものとそうでないもの、面接や小論文だけのものから学科試験のあるものまで様々です。なので、娘が受けるセンターなし、面接や小論文だけの大学はある意味高校の調査書以外学力を推し量る基準が無いのが実情です。(そこを面接や小論文である程度判断するということでしょうが)従って、国立推薦だからといって学力が必ずしも高くないと言える事がわかりました。

さらに、基本的には私立の指定校推薦同様専願制なので、自分の志望校に推薦の制度がなければ、滑り止めとしてのランクを下げた大学の受験はできないわけで、一般試験が本当の勝負と言うことになります。

そんな訳で、国立の学力レベルは、推薦より一般試験の方が高いだろうと言うことです。公立に関しては、地域推薦枠やいろいろ個別の事情もあるそうですので、一概にはいえないようで、今回は割愛させていただきました。

指定校推薦合格

永らく、ブログ更新できていませんでしたので、取り急ぎ(?)近況報告です。

以前、記載しました私立指定校推薦は無事合格と相成りました。試験科目が面接と小論文と言うことで、一応(落ちないはずですが)小論文対策をいろいろやっていたようです。この後に控えている国立推薦も小論文があるとかで、どのみちやらなければいけない課題ではあったようです。

結局、同じ高校の同じ大学の指定校推薦を受けた同級生は皆無事に合格したそうです。取り敢えず、私立の中では第一希望の大学に合格できたことで、行き先は確保できたということです。

そんな訳で、いよいよ第一希望の国立推薦試験へと話題は移行します。

私立指定校推薦

さて、前記事からようやく本題に入るわけですが

娘の第一志望は、国立です。しかしながら、一般入試で入れるところまで学力は伸びてきていないのが現状です。

娘の通う高校は、一応進学校のカテゴリには入っていますが(公立)まあ、「進学できる校」ランクです。そこで、トップクラスの成績なら国立も夢では無いでしょう。毎年片手ほどの人数は国公立に進学していますので、しかし50位前後の娘の実力では・・・というところです。

高校入試で上位校入試に失敗した。もしくは、あえて学内上位を目指し入学した生徒にはかなわないのは目に見えています。

で、なぜ「あえて学内上位を目指し入学した生徒」というのが存在するのか?それが、私立の指定校推薦という制度なんです。

指定校推薦は、大学が指定した(入学実績や学力がある程度マッチしている)高校におたくからは何人なら、ほぼ無試験で入学させますよ!という制度です。

これは、大学側がある程度学力の見込める生徒を他の学校に取られずに早い時期に確保してしまおうという目論見のもとおこなっている方法で、高校側も一般入試ではちょっと届かない学力レベルの大学に確実に決まった人数を進学させる事ができ実績になるというWin Winな関係が構築できます。

しかし、生徒にとって、推薦枠を取るには、大学側の要求する評定平均値をクリアすることはもちろん、校内で推薦人数の枠に入るために対象大学希望者の中でその人数枠に入る必要があります。

「あえて学内上位を目指し入学した生徒」は、頑張って上位の高校に進んで、学内順位が低いより、行きたい大学の指定校推薦枠があるならその高校でトップにいるほうが、希望大学への入学可能性は高いという判断なんです!そう、大学受験の戦略は、高校受験から既に立てておかなくてはいけないのです。

そういう意味では、自分がいける高校の下調べは重要です。なにが何でも上位の進学校にねじ込むのが必ずしも良い結果になるとは限らないのです。ちなみに、娘の高校が指定校として受験できる最上位の大学は、一般入試で入ろうとすると高校の偏差値で10ぐらい上位の学校でも学内成績の中位以上には確実にいないと入れなかったりします。

もちろん、大学側の意向に即して言えば、指定校推薦というのは基本的に専願となりますので、合格すればその学校に進学しなければいけません。一部、併願可能なものも存在しますがほとんどが専願です。ここで受かれば、秋には進路が確定できるというわけです。

娘の話に戻りましょう!

国立が第一志望の娘ですが、なんと、この指定校推薦をゲットしました。娘の応募(学内選抜)した大学は、先程書いた数少ない併願可能な指定校推薦だそうで、指定校推薦で私立をすべり止めに国立にトライできるそうです。まずは、指定校推薦にきちんと受かる必要はありますが、学内選抜で枠内に入れたのは良かったと思います。

この点も、遡って書いていきたいと思います。

大学受験

娘が、高3なので受験体制に入っておりますが、これまでの経緯と今後について思うところを・・・

今回、娘の大学受験を通じて改めて解ったことは「今や大学進学は当たり前」と言うことですね。

我々、親世代は「高校に行くのは当たり前」だったような気がします。高卒でも就職はあったし、中卒で働いた人たちも定時制高校には通っている場合が多かったですね。大学はイメージ的には半分ぐらいが進学する感じで、どうしても行きたい人は浪人して行ってたような感じだったのですが、今や高校も事実上無料で、ほぼ義務教育の領域ですね。

ところが、今や少子化の影響もあり子供の数に対する大学の定員割合と子供にかける教育費の増加で、誤解を恐れず言えば、「レベルを問わなければ誰もがどこかの大学に入れる」状態にあるため、就職も大卒で当たり前という状況になっているのが現実です。そんな状況で浪人はよほど良い大学に入るため以外はなかなか難しい状況です。

と、言った時代背景を踏まえて、娘の受験についてです。

今や大学の入り方は多様化しており、どの方法でアプローチするかは人それぞれ、しかも、アプローチ手段によって準備スタートもどんどん早くなってきています。

まずは、入学手段ですが特殊なものを除いても

国公立

一般入試 センター試験+独自試験

後期入試 一般入試の追加募集的なもの

推薦入試 高校の推薦者が受ける 独自試験のみとセンター試験+独自試験

私立

一般入試 独自試験 センター利用 センター利用+独自試験

公募推薦 高校の推薦者が受ける 独自試験

指定校推薦 高校の推薦者が受ける 独自試験 

その他、国公立私立ともAO入試(自己推薦) 帰国子女など特別枠入試

ザクッとこの位あります

目指す方向性で一概には言えませんが学力の高い順に目指すのは

国公立推薦

国公立一般

私立指定校推薦

私立公募推薦

私立一般

と言った順になるかと思います。そんな中でも難関校には推薦枠がなかったりしますので一般試験が一番上に来るということが言えなくもないのですが、総論として捉えてください。

で、いよいよ本題の娘の件ですが、それは、次の記事にて!