私立指定校推薦

さて、前記事からようやく本題に入るわけですが

娘の第一志望は、国立です。しかしながら、一般入試で入れるところまで学力は伸びてきていないのが現状です。

娘の通う高校は、一応進学校のカテゴリには入っていますが(公立)まあ、「進学できる校」ランクです。そこで、トップクラスの成績なら国立も夢では無いでしょう。毎年片手ほどの人数は国公立に進学していますので、しかし50位前後の娘の実力では・・・というところです。

高校入試で上位校入試に失敗した。もしくは、あえて学内上位を目指し入学した生徒にはかなわないのは目に見えています。

で、なぜ「あえて学内上位を目指し入学した生徒」というのが存在するのか?それが、私立の指定校推薦という制度なんです。

指定校推薦は、大学が指定した(入学実績や学力がある程度マッチしている)高校におたくからは何人なら、ほぼ無試験で入学させますよ!という制度です。

これは、大学側がある程度学力の見込める生徒を他の学校に取られずに早い時期に確保してしまおうという目論見のもとおこなっている方法で、高校側も一般入試ではちょっと届かない学力レベルの大学に確実に決まった人数を進学させる事ができ実績になるというWin Winな関係が構築できます。

しかし、生徒にとって、推薦枠を取るには、大学側の要求する評定平均値をクリアすることはもちろん、校内で推薦人数の枠に入るために対象大学希望者の中でその人数枠に入る必要があります。

「あえて学内上位を目指し入学した生徒」は、頑張って上位の高校に進んで、学内順位が低いより、行きたい大学の指定校推薦枠があるならその高校でトップにいるほうが、希望大学への入学可能性は高いという判断なんです!そう、大学受験の戦略は、高校受験から既に立てておかなくてはいけないのです。

そういう意味では、自分がいける高校の下調べは重要です。なにが何でも上位の進学校にねじ込むのが必ずしも良い結果になるとは限らないのです。ちなみに、娘の高校が指定校として受験できる最上位の大学は、一般入試で入ろうとすると高校の偏差値で10ぐらい上位の学校でも学内成績の中位以上には確実にいないと入れなかったりします。

もちろん、大学側の意向に即して言えば、指定校推薦というのは基本的に専願となりますので、合格すればその学校に進学しなければいけません。一部、併願可能なものも存在しますがほとんどが専願です。ここで受かれば、秋には進路が確定できるというわけです。

娘の話に戻りましょう!

国立が第一志望の娘ですが、なんと、この指定校推薦をゲットしました。娘の応募(学内選抜)した大学は、先程書いた数少ない併願可能な指定校推薦だそうで、指定校推薦で私立をすべり止めに国立にトライできるそうです。まずは、指定校推薦にきちんと受かる必要はありますが、学内選抜で枠内に入れたのは良かったと思います。

この点も、遡って書いていきたいと思います。